ふるさと魅力発信
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森と水の学校<4年>
江府小学校統合時よりサントリーのご支援をいただいて実施してきた「森と水の学校」(町内の学校スペシャルバージョン)。
新型コロナの影響で昨年度、一昨年度の2年間は実施できませんでしたが、10月4日(火)、3年ぶりに実施することができました。奥大山江府学園としての「ブナの実プロジェクト」のスタートです。
対象は4年生。「ふるさと魅力発信科」で探究する「水」について、ふるさとの森を学び舎とし、美しい水をはぐくむ自然のすごさ、豊かさを肌で感じながら学習します。
【植樹】
鏡ヶ成キャンプ場の奥にある「休暇村奥大山自然学習歩道」で散策をしながらブナについて鳥取大学の日置教授から教わった後、いよいよ植樹です。この日は、学校のブナ園で育てたブナの苗2本と、ホオノキ、ミズナラの苗をそれぞれ1本ずつ植樹しました。ブナは今の9年生が4年生の時に種をまいたもの、ホオノキとミズナラは今の7年生が4年生の時に種をまいたもので、拾った種から育てた苗を後輩が受け継ぎながら育て、この「森と水の学校」の際に森に返しています。先輩から受け継いだ大事な苗、大きく育つことを祈りながら丁寧に植えます。
【天然水の森】
サントリー天然水の森で、講師の先生から説明を聞きながら歩き、観察や実験を通して自然の不思議さや偉大さについて学びます。自然が生きていることを感じる貴重な体験です。たくさんの種類の樹木はもちろん、キノコやドングリ、落ち葉などにも子ども達は興味津々です。
お弁当も森の中の広場で食べました。歩き疲れて空腹のおなかに、おいしいお弁当とおいしい空気のコラボレーションは絶品。
森の中ではミズナラのドングリを拾いました。これは次の世代へと引き継ぐため、学校に持ち帰って種をまき、学校ブナ園で育てます。
歩き疲れて一休み(鏡ヶ成)
【播種(はしゅ)】
今回は、トチノキとミズナラの種を鉢に植えました。これから冬に向かって、水やりもほどほどにこのまま冬を越し、春頃には芽が出るそうです。新たな芽吹きを楽しみに待ちたいと思います。