今月より施肥を行います。「千代田L5-4-9」を月に2回撒きます。
一月に必要なN(チッソ)成分が1,5gです。計算して、1回につき1ポット5gを撒きます。
5月に入ったので、毎日かん水を行っていきます。
防除の使用薬剤は 「有機銅フロアブル 」、「エクシレルSE」
GW明けに葉に破れ、黒くなっている箇所が見られました。(公社はこの時期、田植え仕事がピークに詰まっており、一日の作業後見に行くと、この様になっていました。)
急いで普及所に連絡し、都合をつけていただいた高濱さんに見に来てもらいました。
「この様になっているのは強風の影響。破れた葉から病気が入るのを防ぐには、ドキリンという殺菌剤を撒けば良いが、今のところ追加防除は必要ない。」
「先端の芽が20cm伸びているから、誘引が必要。5つ残している芽を先端の2つだけにし根元から誘引する。幹も真ん中あたりをテープで誘引してください。」と、言われ本当に安心しました。
摘果ばさみで芽を取り、テープナーを使用し、処理しました。
高口所長と杉嶋さんに梨の様子を見に来ていただきました。あまりにおおざっぱな誘引をしていると指摘を受け、もう一度丁寧に全ての苗木のやり直しを行いました。テープナーを使うのに慣れていないことなど理由はありますが、大事に育てていきたいと思いました。やり直し後は、ビシッと美しく決まりました!
かん水チューブを使用して、水をやっていたが、チューブに細かい泥が詰まって上手い具合に水やりができません。今日からは、水を入れたタンクを載せた軽トラックで行います。公社浦部さんが作ってくださいました。付きっきりになりますが散布時間は30分程度で、移動や水やりの時間を合わせても1時間程度でできます。泥詰まり対策は来年以降の課題として残りました。
使用剤は「ベルクートフロアブル」「モスピラン顆粒水和剤」「フェニックスフロアブル」
病害を防ぐため朝7時から防除を行いました。(病害とは、多湿の中防除を行うことにより、病原菌を増やしてしまうことです。)
高口所長、杉嶋さんにお聞きすると「日中30℃以上になる夏場は早朝に防除する必要があるが、春先は早朝防除まで行う必要ありません。」とのこと。
杉嶋さんが、「赤星病」を一枚の葉に発見される。小さな小さなオレンジ色の粒々です。一種のカビのようなもので、放っておくと、病斑の裏側にタワシの毛のようなものができます(毛状体)。後にその先端から粉のような胞子が出、病斑部は腐り、黒褐色の大きい病斑になり、激発したものは落葉します。この時期にしか発生しない病気。病斑部を切り取り、園外にて破棄しました。
「赤星病」を見つけるため、葉を一枚ずつ確認していきます。計4枚の葉に見られ、病気の箇所だけ破いて持ち帰って捨てました。
副葉取りも大事な仕事です。「副葉」とは、葉の付け根から出る芽です。取る理由は2つあります。一つに、ほっておくと、太い枝になってしまいます。ジョイント栽培では、およそ4mの苗を作る必要があり、成長のエネルギーを上へ上へと持っていきたいので、副葉を取ります。二つ目に、でべそのような芽ができ、強弱のついたバランスの悪い枝ができるのを防ぎます。つまり、副葉をとらずにいると、そこだけ集中して強い枝になってしまいます。均整のとれた枝を作りたいため副葉を取ります。
主幹から出ている芽を取ります。副葉を取ります。3日に一度取るのが理想ですが、週に1回は最低でもやります。雑草の処理もしなければいけません。薬剤を使っても良いのですが、ポットの際は手で取っておきます。今年入ってから2回目の草刈りです。
除草剤バスタを撒きます。もちろん副葉も取ります。高口所長がきてくださいました。「千代田(肥料)を撒いたので葉の色が濃くなっていますね」とのことです。高口所長は、当初から葉色を気にされていました。葉色が薄い場合は、肥不足。葉色が濃い場合は、チッソ過多で、乾燥したり病気に弱くなってしまいます。
天気予報では雨天だったが、16時になっても1ポットに2リットルの雨は降っていなさそうなので、急遽かん水をしに行きます。昨日、副葉を取ったが、新たな副葉がどんどん増えていきます。
風がもろに、当たるためか葉に破れが見られます。
誘引をしながら、副葉も取っていったが、公社中田さんに「こうゆう仕事は落ち着いてやらないといけない」と言われる。明日から、公社分の田植え作業でしっかりとした時間が梨にかけられない。
杉嶋さんに聞いてみました。
Q:10月下旬の定植・ジョイントに向けて、最終何センチまで芽を伸ばしていくのですか?
A:大体3,5mは欲しいです。
Q:現在は、順調に成長していますか?
A:主幹を1m20cmで切り返し、そこから芽の先端が1m70cmになっています。大丈夫です。今後の成長は以下の表を目安に芽が伸びていけば良いです。