平成27年5月27日(水)午後7時から江府町佐川の「道の駅奥大山」で、小説『天の蛍』を盛り上げる会を開催しました。
著者の松本薫さんをお招きし、作品についてのさまざまな思いを語っていただきました。
「『天の蛍』を書き始めたころは、大変でした」と切り出す松本さん。物語は戦国時代の江府町・江美城を舞台としていますが、残っている資料が少ないため、当時の人々のくらしを描き出すことが難しかったといいます。
しかし、物語が後半に差しかかってくると、登場人物たちが生き生きと動きだし、物語に勢いがついていったそうです。
「ずっと書いていると、登場人物たちが自分でも考えていなかった姿を見せてきます。すると、ジグソーパズルのピースがはまるように、思いがけないところでうまく人物が〝生きて〟くることがある。そういうときは、本当に楽しいです」と松本さんは語りました。
『天の蛍』を試し読みされた方からは「中盤から終盤にかけての息をもつかせない展開に、寝ることさえ忘れて読みふけってしまいました」との声も。
400ページ越えの大長編に、期待が高まります。
小説『天の蛍』は6月下旬に発売予定です!
江府町観光協会
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