【集落総合点検事業の目的】
江府町では、様々な要因によって人口減少・少子高齢化が進み、それに伴って農地の荒廃化、空き家の増加、産業の衰退、働き場の減少、高齢者の日常生活の困難さ、子育ての困難さ、若者の流出など様々なマイナス現象が起こっています。町としてこのマイナス現象に住民の皆様と共に向き合い、現状を把握し、住民の皆さんが「どう暮らしたいのか」ありたい姿を把握し、「現状」と「ありたい姿」との差(ギャップ)や課題をとらえる試みを平成29年度から行っています。
町内各40集落それぞれの状況や課題が異なることを踏まえ、各地域の状況に即した課題解決を図る上でも、地域住民の皆様と行政が一体となって取り組みをしていくこと必要です。
この集落総合点検事業を行うことで、「3000人の楽しい町」を目指して、住民の皆さんと役場との協働による町づくりを行い、住み続けたい江府町にしていくことを目的としています。
【(1年目)平成29年度】
・1年目は「現状分析」「将来の在りたい姿」「課題(真因)の抽出」に取り組み。
・人口推計を提示し、各集落の「現状」と「ありたい姿」からその間にある「ギャップ=課題(真因)」を見つける。(課題設定)(こんな暮らしがしたい、こんな人材が欲しい、現在困っていることなど)
・「町や集落のあげなこと、そげなこと、しゃべらいや!!」
・課題(真因)に対する解決策を考える。
・各集落から出された課題等を参考にして町でアンケートを作成
⇒ 中学生以上全員にアンケートを実施(2,815配布1,818回収、回収率65.1%)
・各集落からの要望事項の整理(平成29年9月に回答)
【(2年目)平成30年度】
・アンケート結果の報告
・上記を踏まえ、抽出した課題解決へ向けた取り組みと「将来のありたい姿」へ向けた取り組みを話し合います。
・集落から出された要望事項の回答(進ちょく状況の回答。)
⇒ ・行政で対応できるもの
・地域で対応できるもの(御願いできるもの)
・今後目指すべきもの(集落のありたい姿)
・7月から概ね9月末までに全集落で集落総合点検事業を実施。