「第4回とっとり伝統芸能まつり」(5月19日 日曜日、倉吉未来中心大ホール)にて、『江尾十七夜(えびじゆうしちや)保存会』が伝統芸能功労団体知事表彰を受賞されました。
とっとり伝統芸能まつりは、地域で守られてきた伝統ある行事・芸能を次世代に引き継ぎ、活用の気運を広げるため、県内外の魅力ある伝統芸能を披露するイベントで、江尾十七夜(えびじゆうしちや)保存会の皆様も「江尾(えび)のこだいぢ踊」を披露されました。

5月21日には江尾十七夜(えびじゆうしちや)保存会の方々が竹内町長へ受賞の報告をされました。
〇伝統芸能功労団体知事表彰受賞コメント
江尾十七夜(えびじゆうしちや)保存会 見山 收氏(写真左。以下、見山氏):
この受賞を機にこだいぢ踊を発展させていきたいです。まずは後継者の育成に力を入れていくことを考えている。
江尾十七夜(えびじゆうしちや)保存会 宮本 師子氏(写真右。以下、宮本氏):
毎年、江府中学校の体育祭で生徒がこだいぢ踊をおどるので、教えています。江府中学校の生徒さんに、こだいぢ踊を伝承するとともに、大人になってこだいぢ踊を思い出して懐かしんでいただけたらと思いながら、今後も活動を続けていきたい。
〇こだいぢ踊に込める思い。
宮本氏:城下の人々が亡き城主、蜂塚氏をしのんで踊ったというのがこだいぢ踊。先祖からつづく「偲ぶ」という気持ちを大切にしている。
〇今後の活動について
見山氏:こだいぢ踊は、歌い手、太鼓、踊り手の役割があり地域方々が総出で参加していました。こだいぢ踊は江尾十七夜のメインであり、500年の歴史があります。昭和49年10月18日には、鳥取県指定無形民俗文化財に指定されました。しかし、現在は高齢化に伴う後継者不足が問題になってきています。江尾十七夜が近くなるとこだいぢ踊の練習会も開かれますので、興味を持たれた方は是非、ご参加ください。また、こだいぢ踊の公演依頼も随時承っております。ご希望等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
<問い合わせ先>
江府町教育委員会事務局 社会教育課
TEL 0859-75‐2005 FAX 0859-75‐3942